ワールドカップ開幕まで1年を切り、日本対ロシアと決勝戦を含む4試合が行われる横浜の盛り場で“不穏”な動きが出ている。今年初めから東京の繁華街で始まった風俗店の“ワールドカップ狩り”が、ついに横浜に飛び火したのだ。
JR関内駅から徒歩5分、200店以上のキャバクラ、韓国クラブ、韓国エステなどがひしめく福富町で先月25日、神奈川県警伊勢佐木署と東京入国管理局横浜支局の合同による一斉摘発が行われた。摘発を受けた風俗店関係者が言う。
「いきなり『伊勢佐木署だ! 動くな、電話に出るな、息もするな』だからね。すさまじかったよ」
この日、韓国人や中国人のホステスら少なくとも20人が伊勢佐木署などに連行されたという。
福富町の隣、国道16号沿いの一角に性感マッサージやファッションヘルス、イメクラなど100店以上が軒を連ねる曙町でも、締め付けが厳しくなっている。
曙町の風俗店は「浜ヘル」と呼ばれ、正規の風俗営業免許を取得した店がほとんど。わざわざ東京から出向くファンも多い。それでも、先月から曙町のあちこちに私服警官が立つようになり、客の体に触れたポンビキが県警に呼ばれてコッテリと絞られたという。
「そういえば早朝4時から営業しているヘルスが“時間外営業”で指導を受けた。営業停止にはならなかったけどね。今一番厳しくやられているのは“ ちょんの間”で有名な黄金町だよ。無許可営業でホンバンありのホテトルが10店以上あったけど、今年に入ってからの手入れで今は3店ほどしか残ってな い」(曙町のスナック店長)
横浜市役所のワールドカップ推進課がNTTに対し、公衆電話ボックスに張られたピンクチラシ一掃を申し入れ、NTTは曙町の国道16号沿いにあった公衆電話をボックスごと撤去したというから徹底している。
神奈川県警は「違法な風俗店の摘発は普段から行っていること」というが、地元では「ワールドカップがらみの取り締まり強化は明らかで、ほかにもっとやることがあるはず」との声が上がっている。
「試合の前後に悪名高いフーリガンが横浜風俗で暴れるのは目に見えている。警察はもっとフーリガン対策に力を入れてほしい」(曙町の人気ヘルス横浜モンデミーテ店長)
フーリガンが野放しで優良横浜風俗店が締め上げられたのでは間尺に合わない。